OPLLの維持期(生活期)リハビリ -12- [2019/4]

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2019(平成31)年4月6日(土曜日)

 今週から新年度となり私にも新しい生活が始まっている。以前勤務していた所とはいえ、年月の経過と共に多少の浦島太郎感は否めない。再雇用時、私には与えられた使命があるため、兎にも角にも精一杯頑張るだけだ。
 私は仕事柄多くの大病院を見てきたが、多少年代の古い病院では、事務棟などの附属屋が未だにバリアフリーになっていない所がある。そこは結構な段差があり、車椅子での進入が出来ないばかりか、多少の障害を持つ者でも足の踏み入れに勇気がいるくらいだ。また、エレベータも設置されていないので、上層階に行くことに結構難儀する。
 このような状況を見ると、やはり一般的な健常者には障害者の痛みや苦しみは理解し難いのだな、と思うのである。かく言う私も、障害を持つ前は多少の段差や階段など全く苦にはしていなかったので、障害を持った方の動的不都合を助けたとしても、心の深い所まで思いやる事はできていなかったと思う。そう考えると、障害者とまともに対峙する療法士や看護師の方々の献身的な仕事ぶりには頭が下がる。
 と、今回もいきなり話が横道に逸れてしまったが、リハビリはいつものメニューに加えて新たに「レッドコード(※1)」と「バランスパッド(※2)」を行う事となった。どちらも体幹を鍛える用具を使用したリハビリで、特に片足立ちが苦手な私にとっては大切な運動となりそうだ。今後ともこれらを継続することで療法士の方と確認し、今日もリハビリが無事終了。ご苦労様でした。

2019(平成31)年4月20日(土曜日)

 今週に入ってから良い天気が続いており、今日も朝から快晴。仕事の都合で先週と来週の土曜日はリハビリに来られないので、今日のリハビリは一つひとつをほぼMAXでこなそうと意気込んだ。しかし本当に良い天気で、こんな日は屋外で散歩でもして、のんびり日向ぼっこでもすれば最高だったろうに。
 此処の施設は、春の大型連休(所謂ゴールデンウィーク)中は休みなので来月は5月中旬からのリハビリとなる。暫く来られないため、物によってはパワーリハビリを2回繰り返すなどしたのだが、さすがに午後からは疲労が襲い掛かり撃沈状態。
 年をとると、思考と運動能力のズレは自分が感じている以上に大きくなる。それが怪我などの失敗に繋がると何度も経験しているのに、なかなか修正出来ないでいる。私が余程のバカなのか、人とは得てしてそういうものなのか、知っている方がいたら教えていただきたい。
 と、あれこれ考えながら人生を歩んで行くのだろう。今日もリハビリが無事終了。ご苦労様でした。

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※1 ノルウェーで開発者されたトレーニング器具。天井から吊るされた赤色のロープによって立位、座位、臥位等あらゆる体位で各種運動を行える。但し、ある程度四肢の可動域と力が必要であることから重度障害者向きでは無く、積極的に運動能力を向上したい者が行うリハビリ(トレーニング)である。
※2 弾力性のない柔らかい素材でできた厚いマット状のトレーニング器具で、フワフワとした器具上での動作は、姿勢を安定させるために必要な体幹の筋力やバランス力を鍛えることができる。