私自身が経験した、リハビリ時間の間に行うレクリエーションをご紹介。
遊びの中にもリハビリを
棒体操
長さ6~70cm、直径2~3cmの棒の端を両手でつかみ、腕を真っ直ぐ正面に伸ばした状態から左右90度(棒を横から縦)に何度か回転させ、元の正面に伸ばした状態から腕の上げ(頭上)下げ(正面)や、タオルを正面横に伸ばしたまま上半身を左右に捻じったり、頭上に伸ばしたまま左右に倒したり戻したりする体操です。これは肩の可動域を拡げたり上半身の柔軟性をあげる体操で、両手を使うことによりどちらか片方の弱い動きを助けてくれます。このとき、腰の位置をずらさずに行うようにします。
最初は真っ直ぐ上には上がらず苦労しますが、急がずゆっくりとやるとスムーズに上がる様になります。なお、下半身が不安定な場合は椅子などに腰掛けて行いましょう。
タオル体操
適当な棒が手元にない場合はフェイスタオルを使います。やり方は棒の場合と同様です。
次にタオルの片端を持ったまま肩上に挙げ(タオルは背中側にくるようにします)、もう片方の手で反対側のタオルの端をつかみます(順手、逆手どちらでも可)。そしてその状態で手を相互に引っ張り合い、背中を擦るような運動を行います。出来たら反対側の手でも行います。
いずれも動きに自信の無い方は誰かに見守ってもらうか、ソファー等の中央に腰掛けて行うのが良いでしょう。

©いらすとや
次は、動きに多少の自信がある方の体操ですが、椅子に座った状態(体幹に自信のある方は立った状態で)で、両手で持っているタオルを跨ぐ体操です。前から後、後ろから前と何度か繰り返します。
これらの体操は、入浴、トイレ、更衣など日常生活に必要な動きと関連していますので、健常者で「近頃身体に柔軟性が無くなって日常生活に不安を覚える」などの方は取り入れてみてはいかがでしょうか。ただし、安全には十分注意して、自身のない場合は誰かに見守ってもらうなど、ケガのないよう行ってください。
そして施設などではこれらの他に、バンド体操、リング体操などにより様々な物を跨いだり、肩を回すことにより背中に手が届くことで更衣などがスムーズに行える様になるなど、遊びの中にもリハビリの要素が詰まっていて日常生活動作に少しでも負担とならないようなレクリエーションとなっています。また、新聞紙を指先だけで出来るだけ細かく真っ直ぐ割いたり、渦巻状に細かく割くなど細かい作業リハビリもあります。
意外とむずかしい「脳トレ」
レクリエーションでは「口腔嚥下体操」や「日常動作体操」の他に「脳トレ」もあって、色読みゲームや記憶ゲームなどがあります。
例えば「色読みゲーム」。
緑 緑 黄 緑 青 黒 黄 赤 青 黒 黒 黄 青 黄 黒 赤 青 赤 青 緑
・先ずは文字ではなく色を出来るだけ速く声に出して言ってください。
・休まず続けて、色ではなく文字を出来るだけ速く声に出して言ってください。
・休まず続けて、文字ではなく色を出来るだけ速く声に出して言ってください。
どうです?途中詰まらずに上手に言えましたか。実際には一文字ずつ書かれたボードがランダムに出され、それを見た瞬間に言葉で発しなければなりませんので、なかなか難しいんです。
この様に、休憩時間での工夫を凝らした様々なゲームをするのも施設などに来る楽しみの一つでもあります。
