OPLLの維持期(生活期)リハビリ -5- [2018/9]

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2018(平成30)年9月8日(土曜日)

 今週も当たり前のように土曜日がきたのだが、今週の土曜日はいつもと違う。実は一昨日から左足首にサポーターをしている。過度な運動や脚を捻じる様な動きをした訳ではないのに、突然左足首に力が入らなくなり真っ直ぐに立つこともままならない状態となってしまった。以前にも似たような症状があり、その時に購入した足首サポーターを装着して何とか歩くことは出来るようになっていたが、流石にパワーリハビリは無理なのでスタッフに状況を説明し、本日はマッサージと机上で出来るリハビリで済ますことになった。

 とは言っても、正味2時間余りを机上だけのリハビリで費やすのは結構骨が折れることだ。いつもの様にマッサージとロムーバーによる準備処置の後、箸による小豆つまみやボタンの留め外し、サンディングボード(※1)による肩関節の運動で小1時間。しかし、流石にこれだけでは時間が持たないと、急遽スタッフの方が新しいリハビリを用意してくれた。

 それは新聞を書写することで、予め決めた範囲の文字数を出来るだけ丁寧に書き写し、掛かった時間を計測するというものだ。まだ現役で就業している自分にとっては、少しでも綺麗な字でしかも短時間で相手に伝える事ができるということは重要だったので、このリハビリはとても有難かった。直ぐに、今後も継続してリハビリに加えて貰えるようお願いした。その後は、様々なパズルで頭のリフレッシュをおこなって本日のリハビリも無事終了した。

2018(平成30)年9月22日(土曜日)

 今週も変わりなく土曜日がやってきた。先々週から懸念となっていた左足首のサポーターも取れ、今日からは通常運転。いつもの様にメディカルチェックを受け、一杯のお茶を頂いてからリハビリに挑む。
 今日からマッサージ時に右肩へのホットパックに加え両下肢へのホットパックが追加され、日常生活活動訓練ではペグボード(「OPLLの回復期リハビリ-3-(指先の感覚を呼び覚ます-1-)」参照)によるリハビリが加わった。
 パワーリハビリ、リカンベントバイクによる有酸素運動、ボタンの留め外しなど日常生活活動訓練をこなして本日も無事終えることが出来た。

2018(平成30)年9月29日(土曜日)

 土曜日はリハビリの日。施設に到着して、いつもの様にメディカルチェックを受ける。これまでは割と高めに出ていた血圧だが、今日は標準範囲内で安定していた。計測条件が変わった訳でもなく、体調がすこぶる良いという訳でもなのだが、全く血圧というものは不思議だ。
 私は心筋梗塞も患っているので、血圧の変動には多少は敏感になっている。だからといって神経質になるほどではなく、健康体の人よりも少し気に掛ける程度。一晩寝たら忘れるタイプなので、良く言えば能天気、悪く言えば「この道はいつか来た道」状態。どうであれ血圧が高くないということは良い事だ。
 いつもの様に有酸素運動と日常生活活動訓練こなす。そして、いつもリハビリ終了後にチェック表(A5版横用紙に当日のリハビリ内容等が記載されている)を頂くのだが、特記・連絡事項に「肩や体幹の柔軟性が少しずつ改善してきています。自宅でもスクワット練習をしてみてください。」が記載されていた。リハビリの成果が少しずつ出てきているとの事だが、確かに仕事中でも歩いて行けなかった場所へ行けるようになってきている。スタッフの皆様に感謝だ。
 折角なので自宅でのスクワット練習も取り入れてみようと思う・・・但し、三日坊主の私がどれだけ継続できるかは、神のみぞ知る。

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※1 肩関節を中心とした上肢機能改善のためのリハビリ用道具で、傾斜面の上で手で握った板を上下に滑らせる運動となる。原則として片手で行うのだが片麻痺が強い場合は両手で行うこともある。また、症状によって傾斜角度を調整できるので、障害の程度に応じた運動を行うことができる。