後縦靭帯骨化症の痛み・しびれとどう付き合っているか?|重症例の体験談

後縦靭帯骨化症
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 この記事では、OPLLによる痛みやしびれがどのように変化してきたのか、そして私が現在どのように付き合っているのかを、実体験をもとにお伝えします。

 後縦靭帯骨化症(こうじゅう じんたいこっかしょう、OPLL)を発症しても必ず痛みやしびれが出る訳ではありません。ですが、私のように重症化してしまうと、後遺症として痛みやしびれが強く残ることがあります。
 私は発症後10年近く経った今でも、首から下の痺れや、時には痛みさえも伴う症状に悩まされています。それは時と場所を選びません。そんな私が、これらの後遺症とどう付き合っているのかを、お話ししたいと思います。

※注記
 この記事内で書かれている痛みやしびれなどの症状は、必ずしも後縦靭帯骨化症だけのものとは限りません。また、あなた自身に似たような症状があったとしても、それがOPLLを類推するとも限りません。身体に違和感がある場合は、ご自身で判断せず、専門医の診察を受けるか相談なさってください。

 OPLL発症後、身体に障害が残る場所は、頸椎のどの部位を損傷したか、またどれだけの力が加わったかによって変わってくると思います。

 私は、OPLL発症の20年近く前に「頚椎症性神経根症(けいついしょうせい しんけいこんしょう、CSR)」で、C4~C6頸椎間に骨棘(こつきょく)ができて神経を圧迫したため、常に左腕の痺れに悩まされていました。その痺れは、左肩から左手の人差し指と中指までに至るもので、時には前腕部に痛みが出るくらい辛いものでした。

※注記
 しびれや痛みが左右どちら側に出るかは、神経根のどちら側を圧迫しているのかによって違いますし、場合によっては両側に出ることもあるかもしれません。

痛みの解消のための手術という選択|その後のアフターケアで痺れを改善

 経緯などの詳細は別の記事で書きますが、その時は機械による頚椎牽引療法(けいつい けんいんりょうほう、Cervical Traction)によるリハビリを受けていました。しかし、仕事上デスクワークを控えることは出来ませんでしたので、徐々に悪化したため手術を受けることにしたのです。
 手術は成功し、術後は痛みなどほぼありませんでしたが、それまで頚髄(けいずい、頚椎の中を通る神経の束)を相当圧迫していたのでしょう、痛みはほぼ改善しましたが痺れが無くなることはありませんでした。

 この時の後遺症を少しでも緩和させるために導入したのが、マッサージ機と枕です。特に枕は、蕎麦殻入り枕、ビーズ入り枕、低反発枕などを次から次へと試し、その中で私が出会った相性のよい枕が高反発枕でした。
 高反発枕は寝返りがしやすく、首への負担が減ったと感じています

※注記
 痛みやしびれなどの症状は、必ずしもマッサージ機や枕などで改善するとは限りません。痛みやしびれなどの違和感がある場合は、必ず専門医や療法士などの方と相談してください。

 あくまで私個人の体験ですが、症状を少しでも和らげるために取り入れてよかったと感じたものをご紹介します。

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頚椎症性神経根症(CSR)とは違う身体の違和感

 しかし、やがて私の身体はCSRとは違う痛みや違和感を覚えるようになりました。それは、

OPLLの前兆
  • (※注記:全ての人に当てはまる訳ではありません)
    首の違和感の変化
    1. 初期:首の違和感
      ・重い物を持ち上げた時に感じる首の違和感↓
    2. 中期:関節音の変化
      ・首を曲げた際の関節音が「ポキッ」(クラッキング (Cracking))から「ゴリゴリ」(クレピタス (Crepitus ))という捻髪音に変化↓
    3. 進行:動作時のしびれ
      ・首を後ろに大きく反らしたときの痺れ、時には痛み↓
    4. 発症直前:身体の硬直・強いしびれ
      ・飛び上がって着地した時に感ずる強いしびれ(時には身体が硬直するほどの強いしびれ)、首の痛み

 へと変化していったのです。その時は「以前のCSRが悪化してきたのかな?でも、処置してあるので大丈夫だろう」位にしか思っていませんでした。

油断していました。

まずは痛みの根源を取り除く

 OPLLが悪化して出てくれば、痛みを取り除く方法に手術があります。特に私の場合、首から下が全く動きませんでしたので選択の余地はありませんでした。
 手術後は(身体を切ったのだから当然ですが)痛みに悩まされました。もちろん処方されたのは痛み止めの薬です。これは回復期病院の初期まで服用していましたが、さすがに薬剤師さんが「そろそろ痛み止めから離脱し、薬の量を減らしましょう。」と言われ、多少の痛みは我慢することにし、痛み止めの薬から離れることにしました。

OPLL発症後に残った後遺症の実感

 退院してからは職場復帰を果たし、週1回の民間リハビリデイサービスに通っていました。退院してもしびれや痛みが改善することはありませんでしたが、体を動かす(日常生活を営む)ことで気を紛らわせていました。
 そんなリハビリや日常生活で疲れた身体や、特に私の場合は膝から下が四六時中痺れを感じていましたので、何とか改善できる方法はないかと色々試してみました。

退院後(日常生活)でのケア

器械によるケア

 そのような時、リハビリ施設でも設置されていたフットマッサージャーは私にぴったりでした。特にたくさん歩いた日などは、家に帰ってこのフットマッサージャーで膝下を解すことで結構リラックスできました。
 あくまで私個人の体験ですが、症状を少しでも和らげるために取り入れてよかったと感じたものをご紹介します。フットマッサージャーは現在は同じ型式がありませんので、参考までに同等品をご紹介します。

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リハビリ未満、日常行動以上

 ひざ下のマッサージでしびれはある程度緩和できたのですが、根源となっている首の痛みが無くなるわけではありませんでした。大切な事は、器械だけに頼るのではなく、自分で身体を動かして日常生活の中でしびれや痛みを緩和させることが大事です。

 それは、リハビリまではハードではない体操を日常的に行うことです。整形外科主治医にも推薦された「ロコモ体操」は地味ではありますが、毎日続けることで「身体の衰え」を和らげる体操だと思っています。

ロコモ体操「ロコトレ」は以下のサイトでご覧になれます。

日本整形外科学会ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト https://locomo-joa.jp/check/locotre

※決して無理をしないでください。もし、身体に異変が生じた場合は直ちに体操をやめてください。

 「障害を負うということは受け入れがたいことを受け入れること」なんですが、だからと言って、ふさぎ込んでしまっては障害に負けたことになってしまいます。

障害を負っても、いつまでも元気な身体(気持ち)で日常を過ごしたいですね。