薬とのつきあい(心筋梗塞編)

心筋梗塞
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 心筋梗塞をはじめとする血管が詰まる病気を一度発症すると、再発予防のために薬物療法が長期にわたって必要になる場合が多いと言われています。血圧を下げる薬、血管を拡げる薬、血液を固まりにくくする薬など、目的の異なる複数の薬が処方されることも珍しくありません。

 これらの薬は、症状が落ち着いていても自己判断で中断することはできず、医師の指示のもと、毎日欠かさず服用することが重要とされています。実際、私自身も「薬は必ず続けてください」と、通院のたびに主治医から念を押されます。それほど大切な治療の一部なのです。

 また、旅行などで外出する際には、予定より滞在日数が延びる可能性を考え、数日分多めに薬を携帯する必要があります。正直なところ不便さを感じることもありますが、少なくとも私の場合は、自分の生活習慣が招いた結果として受け止め、万が一に備えることが必要だと考えています。


 では、薬をきちんと飲み続けていれば再発は防げるのでしょうか。
 この点については多くの医療情報で述べられている通り、動脈硬化によって変化した血管を、完全に元の状態に戻すことは難しいとされています。ただし、生活習慣の改善や適切な治療によって、病気の進行を抑えたり、再発リスクを下げることは可能だと考えられています。

 つまり、心筋梗塞などを発症した後は、健康な人以上に日々の生活習慣に注意を払う必要があるということです。薬は重要な支えですが、それだけに頼るのではなく、食事・運動・睡眠・禁煙などを意識することが欠かせません。

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 例えば、大規模災害などにより薬の供給が長期間途絶えた場合、持病のある人は重症化や命に関わるリスクが短期間で高まる可能性があります。だからこそ、日常の生活習慣によって少しでもリスクを下げ、身体の状態を整えておくことが大切なのだと思います。

 「あと一日あれば……」と後悔しても、時間は戻りません。まさに「後悔先に立たず」です。


薬と上手につきあうために

 薬は病気の再発予防に大きな役割を果たしますが、長期間使用することで副作用が現れる可能性があることも事実です。これは処方薬に限らず、近年では機能性表示食品や健康食品においても、体質によっては健康被害が報告されています。

 そのため、薬は「不要であれば使わずに済むに越したことはない」というのも、また一つの考え方だと思います。まだ発症に至っていない方、あるいは体調に違和感を覚えている方には、自己判断で放置せず、早めに検査を受けることで「未来の安心」を手に入れてほしいと、経験者として強く感じています。