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後縦靭帯骨化症(OPLL)の発症から入院まで|雪道での転倒で入院に【OPLL1-1】

後縦靭帯骨化症
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※当サイトの記事は、筆者が実際に専門家の指導のもとで行ってきた治療・リハビリの体験をもとに記しています。治療方法や経過には個人差があり、すべての方に当てはまるものではありません。実施にあたっては、必ず主治医やリハビリ専門職にご相談ください。

出典:難病情報センター「後縦靱帯骨化症(OPLL)(指定難病69)」

大雪の朝、法要の準備中に起きた「一瞬の油断」

 2018年1月13日(土)。3日前から降り続いている雪は腰上まできています。おまけに今朝の最低気温はマイナス10℃近く。本当は外には出たくないのですが、こんな日に限って今日は亡き父の法要を厳かに営まなければなりません。
 私の住んでいる所は田舎ですので、客人は自家用車かタクシーでやって来ます。ですから、誘導路や駐車場の確保のため朝早くから妻と息子とで除雪に汗を流していました。

新雪の中に隠れていた悪魔

 一通り除雪も終わって一息ついたのですが、雪は勢いを増して降り続いています。「もうちょっとだけ除雪しておこう」と息子と外に出た直後、それはいきなりやってきました。
 カチカチに凍った路面の上に積もった新雪は、不意に滑るという悪魔を覆い隠していたのです。

それは一瞬でした。

 受け身はとったものの背中から後頭部、正確に言えば背中から首上にかけて強い痛みが走りました。
 そのときの、空がぐるりと回った感覚だけが、今も忘れられません。

雪道で転倒し首を負傷する男性のイラスト
”雪道で転倒し首を負傷する男性のイラスト”

© いらすとや


脳の命令が届かない|全身不随の恐怖と救急搬送

 私の身体は滑った時の体勢のままピクリとも動かなくなってしまったのです。いえ、脳は『動け!』と必死に命令しているのに、身体は少しも反応しないのです。運よく口を開くことができましたので、近くにいた息子を呼んで外傷がないか確認して貰い、妻を呼んで来てもらいました。
 直ぐ救急を頼みました。家族はありったけの毛布を持って来て私に掛けてくれました。これだけの大雪にもかかわらず、救急車はすぐに到着し、病院へ搬送してくださいました。救急隊の皆様には感謝しかありません。
 土曜日だったこともあり、救急を受け付けてくれる市外の総合病院に運んでもらいました。しかし、このことが私にとって不幸中の幸いで、後に分かったことなのですが、担当していただいた先生はこの辺りでは整形外科の名医だったのです。
 身体が全く動かないという事態ではありましたが、本人は割と冷静だったと思います。救急車の中で妻に私の実弟に電話して貰い、今日の役目(主人役)の代わりをお願いし、段取りを伝えるなどしていました。


診断名は「後縦靭帯骨化症」|初めて聞く難病の告知

 病院に着いて直ぐ点滴と注射、そしてレントゲンやCTなどの検査。点滴と処置の効果なのか、膠着していた私の身体はようやく柔らかさを取り戻し、緊張が緩んだこともあったのでしょうか、そのまま暫く眠ってしまっていました。
 目が覚めると夕方。妻はずっと付き添ってくれていて、法事は滞りなく終わっていることや、客人からはお見舞いの言葉をいただいたという知らせを聞きました。間も無く担当医が来られて私の病名を告げたのですが、

「貴方の病名は後縦靭帯骨化症と言って難病に指定されている病気です。」

……後縦靭帯骨化症?……難病?

 聞いたことの無い病名です。難病と言われるからには重病なのでしょう。しかし、何を言われても事ここに及んでは受け入れるしかないのですから、その時は特段驚きもしませんでした。
 しばらく三者で今後の予定などを簡単に話した後、外も暗くなっていたので妻は帰って行きました。窓から外を見ると雪は相変わらず降っていて、帰り道もさぞ大変だったでしょう。

 慌ただしい一日でしたが、家内の事は滞りなく済んでいるとのことだったので、妻や家族、そして弟妹や親戚一同に感謝して、私はまた深い眠りにつきました。


さて、入院はしたものの、心筋梗塞による薬が原因で手術に至るまで長い足止めをされてしまいました。
この続きは「後縦靭帯骨化症(OPLL)の緊急入院~手術|抗血栓薬の壁の2週間【OPLL1-2】」でお待ちしています。 
無理のない範囲でお読みいただければ幸いです。